STAY HOME ! とは言うけれど
楽しみだった土日の休日も、そろそろ終わろうとしている。
この二日間、タバコを買いに行く以外全く外に出なかった。
ただひたすら自宅にこもり、何をするでもなくただ淡々と過ごす。
うつ病者である僕には当たり前のこんな行為も、健常者の人たちには大変なストレスになるのか、緊急事態宣言が出されているにも関わらず、世間では相変わらずジョギングや散歩、遊楽などで外出する人が後を絶たないようである。
STAY HOME !
現在政府や自治体は皆こぞってこのスローガンを唱えているのだが、「自粛」という、各人の主体性に任せる形にはやはりどうしても甘さが出てくる。
この甘さがどこから出て来るのかを考えてみると、それはやはり、自分一人が外出したところで多勢に影響はないだろう、という驕りの意識があるからであろう。
しかし、感染というものはネズミ講式に拡散してゆくものである。
このような意識を持った人が仮に1人から2人に増えると、感染リスクは単なる倍数ではなく、その何十倍にも跳ね上がってしまう、ということなのだ。
それは逆に言えば、今この瞬間誰かが外出を断念すれば、他でもないその決断が何十倍にも膨れ上がる可能性のある感染リスクを根絶できる、ということでもある。
だから、自分の行動は、よくよく注意して決断しなければいけない。
現在このような状況下において、個人が社会に与える影響は、実は思っている以上に大きいのである。
ストレスを抱えるのはやまやまだが、ここはやはり、ぐっとこらえて「自粛」せねばならないだろう。
人類の歴史における、この未曾有の危機を乗り越えるには、やはり国民一人一人の高い危機意識が欠かせない。
政府や自治体がいくら頑張ったところで、人々の意識が根本から変わらなければ、この戦いに勝利することはできないのだ。
STAY HOME !
このスローガンの持つ重みを、今一度改めて考えてみよう。
社会のため、人類のため、今この瞬間自分ができることは何かを真剣に考えてみよう。