M67seijinの鬱々な日々

67年生まれのオヤジです。鬱々な日々の中で、その都度興味を惹かれたこと、心に浮かんだことなどを綴っていく予定です。

クリニック院長との一問一答・その2

今日は、週一で通っているクリニックの受診日であった。

 

「その後調子はいかがでしょう?」

「そうですね。薬はずっと飲み続けてはいるのですが、まだこれといった変化はないですね」

 

「職場の方ではどうですか?」

「そちらも相変わらずですね。どうしても周りの空気に溶け込めず、黙々と仕事だけこなしている状況です。やり甲斐も、変化も、楽しみもなく、ただ馬鹿正直に働くだけの毎日にはほとほと疲れ果てましたね」

 

「何か気晴らしになるようなことをされてみては?」

「あまり大したことはできないのですが、実は最近ブログを始めまして、夕方一定の時間を使って文章を書くことがささやかな気晴らしになっています」

 

「ほお、それはいいですね」

「ええ。それに、こうして自分で記事を書いていると、他のうつ病者の方々のブログを読む機会も増えてきます。それを読むと、皆さん辛い思いをしながらもいろいろな工夫をしていることが分かるし、何より苦しんでいるのは自分だけじゃない、という気持ちになれるのがありがたいですね。

それにこうして情報発信をしていると、時には全然見ず知らずの方から反応があったりして、すごく励みになっています。ネット上のことではありますが、実生活で友人がほとんどいない僕にとってはそれが社会と繋がる唯一の接点なのかもしれません・・・」

 

 

実は僕は、このブログのことを友人知人にはもちろん、家族にさえ言っていない。

このことを他人に打ち明けたのは、これが初めてである。

 

昔話の「王様の耳はロバの耳」ではないが、心のうちに秘めた思いをこうして吐き出してみると、わずかながらも心が軽くなったような気がする。

 

 

来週もまた良い報告ができるよう、これから一週間またこの「気晴らし」に興じようと思う。